日頃調剤業務をしていると、「夜間頻尿」と「睡眠障害」を併発している患者さんは感覚的に多いのではないかと思うことがあります。この2つの症状は表裏一体の関係で、夜間に尿意を感じると中途覚醒など不眠に繋がります。一方で不眠を生じると膀胱内圧が上昇し、膀胱容量が低下するため、尿意を感じやすくなってしまいます。
今回の勉強会では「深い睡眠を確保することで膀胱容量が増加して、夜間頻尿の改善が期待できる」という話がありました。夜間頻尿診療ガイドライン[第2版]では、不眠治療で使用されるオレキシン受容体拮抗薬についても言及されており、スボレキサント(ベルソムラ錠)やレンボレキサント(デエビゴ錠)の使用の推奨についても記載されています。今後、不眠治療薬の選び方次第では、「不眠症」と「夜間頻尿」を同時に解決する糸口になるのではないかと思っています。
なお、厚生労働省では2025年から「スマートライフプロジェクト」の一環で、ポケモンを睡眠応援大使として睡眠の普及啓発を行っています。「ポケモンスリープ」というアプリも配信しており、楽しく睡眠の質を見直すことができるようです。この機会に良い睡眠リズムをつかまえてみませんか?
野のはな薬局 F
