新型コロナワクチン(ヌバキソビット)の勉強会

新型コロナウイルスが五類感染症になり3年が経ちますが、依然として新型コロナウイルス及びインフルエンザウイルスは、私たちの生活に大きな影響を与える感染症です。今回は新型コロナウイルスワクチン「ヌバキソビット筋注」の勉強会がありました。

 

勉強会の中で特に気になったのは、新型コロナウイルス(以下、「新型コロナ」)による死亡者数が、インフルエンザウイルスより10倍多かったということです。具体的には、2024年のインフルエンザ死亡者数が約2,800人に対して、新型コロナ死亡者数は約35,000人と10倍近い差が出ているとのことでした。

 

次に、新型コロナによる死亡率は原疾患を持っているかどうかで数倍変わるのは有名な話ですが、特にCKD(慢性腎臓病)、透析、糖尿病の患者さんでは高い確率になります。高齢者などが特に気をつけるべき感染症の一つであることは、間違いないかと思われました。

 

さて、新型コロナワクチンの大きな目的は、重症化予防効果と感染予防効果の2つです。今回紹介のあった「ヌバキソビット筋注」は、武田薬品が国内で製造している「不活化ワクチン(組み換えタンパクワクチン)」で、1番のメリットは「発熱などの副反応が少ない」ことが挙げられます。さらに、従来のmRNAワクチンでは「心筋炎の副反応」が特に懸念されていましたが、この不活化ワクチンでは、心筋炎などの副反応は非常に起こりにくいということであり、これまでのワクチンよりも安全性の高いワクチンではないかと考えられました。

 

ワクチン接種は感染リスクと重症化を低減させる有効な手段です。今年はインフルエンザが既に流行しています。ワクチン接種がまだの方は接種をご検討いただき、今一度、基本的な感染症対策(手洗い、うがい、マスクの励行)を実施して感染症から身を守りましょう。


★今回の勉強会のポイント


①新型コロナによる死亡者数はインフルエンザより多い。


②腎臓病、糖尿病など持病のある方は重症化しやすい。


③ワクチンは重症化を防ぐ目的で有効である。


野のはな薬局 F